弘前市役所:1958年に完成。設計は近代建築家の巨匠として知られる前川圀男氏。重厚堅実を意識した単純明快な構造と大きな庇、そして城下町を考慮し、建物の高さを抑え大会議室には切妻屋根を採用するという配慮がなされています。外壁のコンクリートうち放しとレンガブロックは、弘前公園の緑と違和感なく同化しています。
弘前城追手門:追手門は慶長15年(1610年)に建てられたもので三の丸の枡形に位置しています。所謂櫓門形式の城門で、入母屋、本瓦葺き(鯱付き)、1層目正面は厚い板と太い柱で構成され、覗き窓や通用門が設けられ乳金物や八双など強度のある金物を使用しています。2層目は櫓と同様な機能があり正面には鉄砲狭間や物見があり実戦になると兵士が詰める場所になっています。また、弘前城追手門は国指定重要文化財に指定されています。