津軽の夏を彩る弘前ねぷたまつりは、三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした大小約80台の勇壮華麗なねぷたが、城下町弘前を練り歩く夏まつりです。
昭和55年(1980年)1月に重要無形民俗文化財に指定され、現在は子どもねぷたや前燈籠など様々に趣向を凝らし、鏡絵(前)の雄姿と見送り(後)の幽玄さが対照的な「扇ねぷた」、伝統ある豪華絢爛な「組ねぷた」とともに、情緒ある笛や太鼓のねぷた囃子にのせて、市民らの手によって運行されています。
ねぷたの運行コースには土手町と駅前の2つがあり、上白銀町は土手町コースのねぷたの待機場所になっています。各団体のねぷたが一度に見られると共に祭り前の熱気が伝わってきます。又、ねぷた本番の灯りが灯ったねぷたとはまた違う表情を見ることができます。